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「玲雄くーん!最後のア・レッ!ちょっと言い過ぎなんじゃないの」
一方
落ち着いた様子の教室では
騒ぎを聞いたギャル達が
玲雄率いるグループと話していた。
「あんなしゃしゃり、潰して当然だろうよ。そもそも、今まで何で輪に入れてたのか不思議だぜ」
足を組みながら、壁を背にし
彼女らに答える。
ゲラゲラと話を続ける彼らに
美亜と仲良くしている女子達は
嫌な顔をしつつも、知らんぷりを続ける。
「でもよー?あいつ、外見大人しくなって黙ってりゃ、結構可愛いと思わねぇ?」
1人の男子がようやく彼女を肯定し
話題は少々変化する。
その発言に玲雄の表情も変わり、こう言った。
「確かに!でも、あんな女らしくねぇヤツと誰とも付き合わねぇだろ!」
彼の容赦ない発言に
爆笑の渦が生まれた。
「あの女、どこ行ったンだろうね?授業サボる気かね」
「さあ?知らね。…っていうか、1限目から数学かよ!移動だりー」
結局、美亜の話題で終わり
授業の準備に入るため
ここまでとなった。
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