―――第1章・出会い―――

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――――― ―――― ――― ―― ― 「あの…」 「ん?」 「まだ着かないですか?」 2人が歩いてきた方向は 会場とは真逆だというのを 当時のあたしは知りもしない。 何回か階段を上がって来ただけで 後の風景は、変化が見受けられない。 そんな事をしている間に 「ご入学おめでとうございます」 と言っているのが 微かに聞こえたのと 彼が発した言葉は ほぼ同時だった―――。 「着いたよ」
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