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「クックッ」
俺は、はっ、として史貴さんの顔を見た。
「ま、また何笑ってんですか。」
「いや、本当に昔のまんまだと思って。」
「そんな、俺…背だって伸びたし、髪型だってあの時と変えてるし…」
「見た目じゃない。中身だよ。
あかりが変わってなくてよかった。」
この人はいつもそうだった。姉ちゃんと付き合ってるのに、俺にいっつも構ってくれた。
まあ、俺が好き好きオーラ出してたから、構ってくれたんだろうけど…
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