あの空の下で

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「…自分探しじゃない?」 「え?」 僕の答えに彼女は反応し、僕をまじまじと見詰める。 そしてふっと微笑んで、そうねと言った。 彼女の目には先程とは違い、僕が映っていた。 空を見上げ、自分を考え、これからの事を見据え、今を想う。 今、自分は何をしていか、その答えを探す。 交わした言葉こそ少ないけれど、僕と彼女がこの空の下で何かに共感した一時だった。  
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