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「あ。ごめん」 「いや、大丈夫」 なにやってんだか… 「ぴぃと、…別れた?」 「…うん」 「やっぱり…」 「やっぱり?」 「あ。なんでもない」 「俺、好きなんだ。仁のこと…」 「え?」 「仁と別れてからも、山Pと付き合ってるときも ずっと、ずっと好きだったんだ 忘れることができなかったんだ…」 「…かず」 「だから、もう1回 チャンスくれない?」 俺だってずっとずっと好きだった でも俺にかずと付き合う資格なんてあるのかな… 「…仁?」 「ごめん 考えさせて」 俺は楽屋からすぐに出た そして廊下を走った 振り返ったらまた、かずを苦しめることになる あぁ。 考えさせてなんて言わなきゃよかった… あいつはぴぃと付き合ってる方が楽しそうなんだ ぴぃと付き合ってると笑ってるんだ、あいつは あいつには、俺よりもぴぃの方が似合ってるんだ  
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