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先に入って行った先生の後を急いで追った。
ビルの中も広く、清潔感ある内装だった。
奏「すみません。社長に会いたいんですけど??」
「どういった用件でしょうか?」
奏「向井が来たと言ってもらえればわかります。」
「かしこまりました。少々お待ち下さい。」
先生…敬語使えたんだ?敬語だとマトモに見える……。
それにしても、受付嬢…美人揃いだなぁ。
「お待たせ致しました。10階の社長室へどうぞ」
奏「ありがとう。美空、行くよ?」
美『……う、うん』
先生は、受付嬢にニコヤカにお礼を言い、私の手を引きエレベーターに向かった。
受付嬢の先生に向けてた善意の視線は、私へ向けられた途端、悪意に満ちてました……ウン、ありきたりなパターンかな??
そんな事は気にせず、一応私も軽く頭を下げてエレベーターの方に向かった。常識だしね……
-何?あのちんちくりん
-向井さんて、社長の親友のあの向井さんでしょ??
-なんでその向井さんと一緒にいるの??
やっぱり……
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