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美『社長。出来ました。』
晃「そこに置いといて。次、これコピーして?」
美『はい。一部ずつでいいですか??』
晃「各部署に配るやつだから……10だな。」
美『わかりました。』
バイト初日。
初仕事は、パソコンでのデータの打ち込みとコピーで始まった。
私は、書類に目を通し、9階にあるコピー室に向かった。
-チーン
エレベーターを降りて、コピー室に向かう途中、何人かの社員とすれ違うと同時に感じる視線に、少しうんざりしつつ、コピー室にたどり着いた。
まぁ、視線なんて、会社に入った時点で感じてたし、いかにも学生って感じの私が来てるのが、おかしいのか??
特に、女子社員の視線はキツいのがわかる。
昨日の今日で、もう噂が出回ってるみたいだった。
女子高生が社長の秘書的な仕事をしてるから、当たり前か……
そんなことを考えながら、書類を10部コピーし終わり、社長室に戻った。
-チーン
-トントン
美『失礼します』
晃「終わったか??」
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