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桜『そんなことないです』
沖「・・・え」
桜『沖田さんはすごく優しい方です』
沖「君、いつも僕のこと意地悪って言ってるじゃない」
桜『い、言ってますけど!・・私はそういう沖田さんも好きですから』
沖「・・・」
桜『ほら、沖田さんのおかげで私の手、沖田さんと同じ体温になりました』
スッ
桜『沖田さーん!早く帰りましょう』
沖「・・・あ、うん」
トクン
確かに胸の奥で小さな音がした
その音は桜ちゃんには聞こえない小さな音だけど
沖「・・・」
僕の冷たい心を一気に熱くさせた
桜『・・・沖田さん!』
あの笑顔が可愛くて、愛しいって思ったのは
何でだろうか
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