始まり

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サアァァアッ――― 森の木が鳴く その中に1人 黒い忍び服のような物を着た男がいた。 ―――山崎ススム 壬生浪士組の監察 「ハァッ ハァッ」 手にはクナイ …忍者が使うひし形に棒がついたようなあれだが…… 訓練中なのだろう。 木を的にしているのか、彼の近くの木にはクナイが何本も刺さっている。 「お見事」 「誰や?」 ああ、あの声だ。 山崎が辺りを見回すが姿が見えない。 「上だよ、木の上」 「お前何者や!」 .
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