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「えぇ。これ以上の暴挙は許さないわ」
「あなた…目を見ればわかるわ。…できるわね」
「あら、なんのことかしら」
「フ…いいわ。かかってらっしゃい」
義弘にバレたら怒られるかな?
それでは私、荒神緋香梨。いかせてもらいます―
周りもざわつく死闘を繰り広げること十数分……
私は……負けてしまった。惜敗…と呼べるくらいには持ち込めたはずだった…
「フ、フハハハハハハハ!いいよ!楽しいよ、こんな楽しいやり合いは久し振りだ。」
よ、余裕そうね…
「こんな強い奴がいるならまだ入学した甲斐があるってもんだね。アンタ名前は?」
ふんだっ!
「人に名前を聞くならまず自分から名乗りなさい!」
これ、結構恥ずかしいわね…
「ハッ言うね!いいよ、あたしは姉川美羅(みーら)。まぁいろんな意味で仲良くな」
な、仲良くって…
「荒神…緋香梨…です。」
「うん、よし。もう君以外殴ったりしない」
なんか拍子抜けしてしまった。どうやらこの子は強い人と闘えるなら他はどうでもいいらしい。
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