1章『長い長い序章』

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「そう。ならいいわ。」 被害が自分だけで済むのなら、それでいいや。 あんまり固っ苦しいの苦手だしね。 バレないうちに義弘に謝っておこう。 「女の子なんだからあんまり戦っちゃだめだよ」                よく言われたなぁ。ふふっ             別に女の子扱いされて嬉しいとかそんなんじゃないからね!もう! ふふっ…顔がニヤけて止まんないよーうわぁぁん えっと…あ、3組。ここだよね。 よし…女の子っぽく入ろうっと! 「ぁ…ぃ…よろ…し…く」 ん?中から声が 「そうだ、5組の荒神緋香梨って知ってる?」 きゃっ!ちょちょちょ なんの話してるんだろ? 「荒神緋香梨。朝、6時32分起床。7時40分登校。胸のサイズは… まずい! 私は素早く教室に侵入して得意げに語る少年を教室の一部にして……しまいました…… 「さっ流石握力が男子より上なのを気にしているだけはあるね……だが…美少女故許…す…バタッ」 あ、気を失った。 もうやだ…… そして教室に戻った私は 何事もなく一日を終えたのでした……
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