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いやいやいや。どうやったらそんな人に出会えるんだ……
「コイツは亀井収冶。大層な趣味をお持ちでな。」
唖然としている僕を無視して柳人の説明は続く。
「美少女のありとあらゆるデータを持っているらしい。」
なにそれ……怖い。
「しかもただの女好きではなく、」
そこまで話したところで、その亀井君とやらが左手で柳人の話を止めてきた。
「どうも、亀井収冶です。特に緊張しなくてもいいよ。一年間、一緒に頑張ろう。」
どうやら悪い人では無さそうだ。
「このバカの幼なじみやってます。滝川義弘です。」
「ところで、そのデータというのは…？」
「自分目線ではなく、各クラスの人気投票を基準として《胸がCカップより下の》美少女を調査することを生業としています。」
途中凄い細かい条件が入った気がするが、気にしたら負けだと思う。
そして、
「そうだ、5組の荒神緋香梨って知ってる？」
緋香梨は、僕や柳人と、ひー…枯葉ちゃんとも幼なじみで、唯一クラスが離れてしまった女の子だ。
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