4人が本棚に入れています
本棚に追加
「荒神緋香梨。朝、6時32分起床。7時40分登校。胸のサイズは…ガラガラ、カシャン。フッ!ひゅ~~ぐしゃっ」
何故か抜群のタイミングで入ってきた緋香梨本人によって、亀井君は教室の一部となった。
「さっ流石握力が男子より上なのを気にしているだけはあるね……だが…美少女故許…す…バタッ」
あーあ知~らない。
「んでもう一人は?」
亀井君はしばらく動きそうにないので、放っておくことにした。
「あー今女子に囲まれて怯えてるのがそうだ。」
指差された方を向くと、壁の隅っこにうずくまっている男子一名と、それを取り巻く女子の群れがあった。
「ごめん、顔見えない。」
そしてチャイムが鳴った。
今日は次の三時間目で帰れる。だがその前にそのイケメンとやらの顔を拝んでおこうか。
三時間目。HR
「それでは三時間目は委員長他、クラス役員を決めていきたいと思います。」
あーアレね。
めんどくさい。
以上!
するとさっきの亀井君の2つ後ろの席の男子が突然手を挙げた。
そういえばさっき柳人に昇天させられてた人の中にいた気がする。
「先生!委員長に立候補します!」
最初のコメントを投稿しよう!