1章『長い長い序章』

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「どうして体中アザだらけなのかは置いておいて」 置いちゃうんだ…… 「他に立候補者がいないのなら、構いませんよ」 シーン…… いい感じに人間やってるなぁ 「それでは、他に誰も希望者がいないようなので、雲井君に委員長で決定とします。」 んーまぁすんなり決まったからいっかぁー 逆に嫌な気もするけどね。 そしてHR終了……と同時にさっきの雲井君が立ち上がり叫んだ 「彼女のいない独り身で、その状況を打破したいと考えている者!この雲井南太郎の下に集え!」 へー南太郎って言うんだ。 …うん?今なんていった? 『おぉーー!!』 なんか集まってるし… そして残ったのは、僕に柳人、亀井君にさっきの女性恐怖症の人だけだった。 「ワレワレノテキハ、オマエタチカ?」 よく見ると雲井君の目が水色になっている。しかもカタコトだし。 いつの間にカラコンを… 「…潰せ」 急に元に戻り、鋭く言い放った 『Consentement《了解》』 「なんでフランス語なんだ?」 柳人……なんで分かるんだよ。
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