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「僕も離したくない…」
『…っ帰りたくっ…なぃっ…離さないでっ…』
本格的に泣きはじめた君を
ただ抱きしめることしか出来ない
『っやだよ、帰りたくないっ…』
まるで永遠の別れみたいに悲しむ君
もう二度と会えないみたいに
そんなことない
僕は何度だって
君に会いにくる。
だから、
だから、そんなに悲しまないで
「そんなに悲しまないで」
『…っ、僕をっ、離さないでっ…』
「離すわけない。離せるわけない」
しばらく
体を冷やさないように
優しく抱きしめる
少し落ち着いたのか
顔を見上げてきた
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