意識

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「私勉強しか取り柄がないから… じゃあ、さようなら」 そう言ってスタスタと出口に向かった。 「あ、明日もこいよ!」 美愛が出口の扉を開ける 前に俺は叫んだ。 「…まあ、考えておくわ」 美愛は振り向かずその言葉を 残して帰ってしまった。 ──────── 「まあ…なんとかなりますよ(笑)」 「他人事だな、おい」 「だって話聞いてても美愛さん 心許したか微妙ですもん」 「………」 「ま、これから次第ですよ!」 「……寝る」 「えっ?」 「ロイもちゃんと寝ろよ、 "人間"なんだから」
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