ep 1 絶望

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「目が覚めたの?」 聞き覚えのある高いトーンの声。 シャンディだ。 アッシュは上半身を起こした。此処はおじさんの家だろう。 「ありがとう。わざわざ看病してくれて」 「お礼なんて要らないわ。当然だもの」 柔らかく笑うシャンディにこの親子の笑顔を大切にしたい、と思うアッシュだった。 一緒に住む……か。住みたいな。ちょっと一人で考えよう。 「シャンディ」 「何?どうしたの、アッシュ?」 「色々考えたいんだ。一人にしてくれないか?」 シャンディは、一回頷くと、部屋から出ていった。
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