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アッシュが三人暮らしを始めて、人間になってから二ヶ月が経とうとしていた。
幸せな時間は急に終わりを迎える。
その日、アッシュはおじさんの指示であの川に来ていた。
今、とても幸せだな。
この川にも感謝だな。
魚を釣り終えた、アッシュは村に向かって歩き始めた。
森を抜けると、既に日は傾いていた。
次の瞬間、両手に持った魚を手放した。
村が空の夕焼けよりも赤く光っていた。
村が炎に飲まれていた──
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