ep 1 絶望

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「お帰りなさい。マーベラスおじ様」 トーンの高い可愛らしい声がした。女の子だろう。 「ただいま、シャンディ。今日は一人お客様が居るんだ」 「お邪魔します。アッシュといいます」 「初めまして。私はシャンディ、よろしく」 アッシュはシャンディの出した手を握り返した。 シャンディは声だけで無く、綺麗なセミロングの金髪、整った顔、いわゆる美少女だった。 「シャンディ。彼については食事中に話す。だから、夕食を用意してくれ」 「分かりました」 シャンディは、手際良く料理を皿に盛り、素早く部屋の中央に位置する四角いテーブルに皿を並べた。
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