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するとむしょうに
会いたくなり、
雪の大地に飛び出して、
こうこうと
流れるボタンミロの
岸壁に立って…
東京の空を忍んで…
母さん
母さん
母さん──…
───────────…
信二の手紙は、
所々涙で滲んでいる。
イセ『信ちゃん…信ちゃん…信二…』
イセは泣いていた。
イセ『信ちゃん…あなたは今も…この写真のように笑ってる…?
元気な姿なの…?』
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