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イセ『こうしちゃいられない！』
そう言い、イセは急いで"ある者"を作り始めた。
一ヶ月後──…
イセは岸壁に足を運んでいた。
イセの腕の中には野菜が入った木で出来た小さな船があった。
イセは一月かけてこの小舟を作っていたのだ。
イセ『信ちゃん…母さん、信ちゃんのために船を作ったの…最近はお野菜も高くなったから、あんまり買えなかったけど…この船、海に流すから…もしも信ちゃんの所に届いたら…お野菜食べてね』
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