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舞鶴港─…
ここは、戦争で生き残った者を乗せた船が、何日もかけて、帰ってくる
沢山の人の中で
息子を探す一人の母がいた。
イセ『信ちゃーん!信ちゃーん!』
そこへ、一人の男の人が通った。
名前は芳三。
イセは芳三を呼び止めた。
イセ『あ!すいません!ねぇそこの方!!』
芳三『はい。どうしました?』
イセ『あの…橋野信二を知りませんか!?』
芳三『さぁ…分かりません…』
イセ『そうですか…ありがとうございます。』
今度は一人の女性が通りかかった。
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