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?「はぁ~あ、ヒマですねぇぃ…」
枯渇しきった『霊界』で、ある一匹の『妖怪』がため息をついた
?「人間界じゃ私達妖怪を信じる者も廃れてきましたからねぇぃ………人間界でも誰も相手にしてくれません……悲しいことですねぇぃ…」
すっかり冷めた表情、さらになにやらネットリとした敬語で呟く一匹の妖怪
「ん…!?待てよ…!?人間達に私達妖怪が憑衣してしまえば、妖怪の存在を認めざるを得ない…そうすれば私達の退屈もなくなる………!!」
ナイスアイディア!!とでも言わんばかりに興奮する妖怪。さらに考えがエスカレートし……
「…そうだ!!人間達は欲が深い…何か商品でも用意して憑衣された者どうし争わせたら……!!!!!!!フフフ、わくわくしますねぇぃ。…おっと…皆にも伝えなければ……フフフ」
霊界にいた数えきれない数の妖怪達が人間界へ出向いて行ったのはこの数日後であった
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