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ミユキ「…………」
吾平「……………」
リン「……………」
呆然とするミユキ、吾平、リン
ミユキ「あの…今の、何したの…?」
恐る恐るミユキが獅堂ペアに尋ねる
獅堂「今のは、魍魎の重力の力を、ただ横向きに使っただけよん」
魍魎「力の応用でさぁ」
えへんと威張る獅堂ペア
ジン「う~ん…いててて」
リン「あっ!ジン!目ぇ覚めた!」
ジンの元へ全員駆け付ける
吾平「大丈夫か?」
ジン「あぁ…あれ!?あのピー野郎は!?」
ミユキ「それなら獅堂くんと魍魎さんがぶっ飛ばしてくれたよ」
ジン「そっか…」
ジンは申し訳なさそうにうなだれる
ジン「ごめんな。アンタ達のコト疑って」
獅堂「いいんだよぉ♪同じ毛むくじゃらだもん!しょうがないよ」
魍魎「そうですよ!オラは全然、気にしてなんかいやせんぜ」
明るく諭す獅堂と魍魎
ジン「ありがと!獅堂!魍魎!」
笑顔を浮かべる魍魎
だが、獅堂は急に顔をこれ以上ないくらいジンに近付けて言った
獅堂「これからは、『獅堂』じゃなくて『ウメ』って呼べ。名字じゃあ親近感わかねぇからな」
ジンは少し戸惑いながらも、大きく頷いた
ジン「わかった!!ウメ、魍魎!これからもよろしくな!!」
ウメ「おぅ!こちらこそ!」
魍魎「よろしくお願いしやす」
リン「僕からもよろしく」
揃って握手している2人と2匹を、ミユキと吾平は微笑ましく見ていた
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