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ジン「おーぅ麟(リン)!!おっはよう!!」
ジンが挨拶した方向には…
空中に浮かんだ小さい子ギツネがいた
リン「まっっったくぅ!!早くガッコ行かないと高校入学して通算108回目の遅刻になっちゃうよ!!」
ジン「んな回数覚えなくていーから!!無意味だから!!っつーかよく覚えてたな」
(読者の皆様はこんなに遅刻しないようにしよう!!作者とのお約束だよ!!)
リン「どーでもいいけど、キチンとお父さんに挨拶しなきゃ!!」
ジン「わかってるって」
そういってジンとリンは部屋の隅の仏壇に向かって手を合わせる
ジン「親父……今日も俺、いろいろ頑張るよ!!」
ジンの親父
旭野 源
(あさひの げん)
は、今から約6年前、ジンが11歳の頃、ジンと一緒に行った山の中で遭難し、ジンを残して死亡してしまったのだ
ジンはその後、救助隊によって助けられたのだが、なぜか親父の死体はどんなに探しても見付からなかった
ジン「さて、そろそろ学校いこうか」
と呑気にかまえていると…
ドスッ
ジンの側に包丁が刺さっていた
ジン&リン「!?」
ジンとリンが振り向いた先には
母「てんめぇ~!!早く学校いけやぁ!!」
実の息子に包丁を投げるジンの母親
零(レイ)が無数の包丁を携えて立っていた
ジン「ヤバッ!!行ってきま~す」
ジン達は慌てて外に出た
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