783人が本棚に入れています
本棚に追加
/365ページ
ジンとリンが外に出ると、赤みがかった癖ッ毛のショートヘアの女の子がいた
ジン「お!!おはよう深雪(ミユキ)!!」
美人というより可愛い系のこの女の子は
柏原 深雪
(かいばら みゆき)
といい、ジンの小学校からの幼馴染みである
ミユキ「あ!!おはようジン!!それとリンちゃん♪」
リン「おはよーミユキちゃん♪」
リンは親父(ゲン)が死ぬ前に山で迷子になっていたのを拾って以来、ジン、ゲン、母親の零(レイ)、そして何故かミユキにしか見えていない
つまりリンは霊的な存在となっているのだ
ミユキ「ん~!!リンちゃんはいつ見ても可愛いねぇ♪」
リン「わ!!くる…ひぃ…」
リンをぎゅっと抱き締めるミユキ
ジン「おいおい…さっさと学校いくぞ」
ミユキ「は~い♪」
いつもの挨拶を交していると、玄関に鬼の形相をしたレイが立っていた
レイ「後12分だ!!遅刻したら…(ニヤリ)」
ジンの顔が青ざめる
ジン「……!!それだけは勘弁してくれぇぇ!!いってきまーすぅ!!」
ミユキ&リン「あっ!!待ってよジン~!!」
非常に騒がしく学校へと向かう2人と1匹
その様子を男が影で見ていたとも知らずに…
最初のコメントを投稿しよう!