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「うごあぁぁぁぁ!!鼻がああぁぁぁ!!鼻がああああああああああああああああああああああ!!!」
「あまりナメた発言はしないで。殺したくなるから…」
もうこれ以上潰れようがない鼻が、さらにグチャグチャになってしまった。
これはマジで笑えない。草を生やせない。
一層ひどくなる出血。
これはもう元の形には戻らないかもしれない…
「もう1度言うわ、お前を今から拉致する。抵抗はしてもいいけど…命の保障はできないわ。それでもいいなら暴れてみなさい」
涙目になりながら道路にうずくまるオレに、彼女は冷徹に言葉を浴びせてくる。
くそっ…意味わかんねぇ!
何だよ…何なんだよこの状況は!?
オレ何か悪い事したか!?あぁ!?
せいぜい18禁のエロゲとかエロ本とか年齢偽って購入しただけじゃねーか!※普通に犯罪です。
たったそれだけだ!何も問題はねーだろうが!※大アリです。
「…抵抗はしないのね。まぁ、それが利口よ…それじゃあ大人しく付いてきてもらうわ」
冷たい目でオレを見下しながら、少女はそう呟いた。
大太刀を背に戻し、うずくまるオレの襟を掴み上げ、そのまま壁に背中からオレを叩き付ける。
「ゲホッ…!」
そしてそのまま胸倉を掴み上げ、ギリギリと締め上げる少女。
「グズは嫌いよ…さっさと付いてきなさい」
やっぱり3次元死ね。
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