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ドゴォ!
「んおぉぉあぅぅぅうぉおぉぉぉぉぉ」
高さ数mからの超速落下wwwwwww痛いとかいうレベルじゃねぇwwww
「何やってんだぁぁぁぁぁ!!アレくらいで振り落とされてんじゃねーよ!」
廃屋の壁にへばりつきながら叫ぶ崩斗。
む、無茶を仰る…
お前あんなもん絶叫マシンを安全装置無しで乗ってるようなもんだよ。
むしろアレだけ耐えれたオレを称賛するべき。
「おや…これはこれは…」
…ん?
「残念、殺す順番が狂ってしまいましたねぇ…」
ニヤリ。
気が付くと、オレのすぐ隣に根暗が不気味な笑みを浮かべながら立ていた…
その笑みを見た瞬間、ゾワゾワと体中を何かが駆け巡りカタカタと手が震えだす。
…こ、これは本気でヤバイ。
オレの直感が死を感じ取った、その時だった…
パキッ…パキパキッ!
「…!」
根暗の膝から下が白い冷気と共に氷付けにされたではないか。
それにより、根暗は足を地面に固定され一瞬だけフラリとバランスを崩すが、すぐに体制を立て直す。
これは…!
もしやと思い、視線を先程ミッちぃが倒れていた場所へやると、そこには肩で息をしながら能力を発動させるミッちぃの姿があった。
その姿は余りにも痛々しく、ギリギリの状態だというのが分かる…
しかし、そのミッちぃの努力も淡く崩れ去る事となる…
「…面倒な能力ですね」
根暗がそう呟くと、足を封じていた氷がいとも容易く粉々に破壊されてしまったのだ。
本当に手だけじゃない…足も…体全体で能力を発動させてやがる…!
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