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ミッちぃの首を右手で鷲掴みにすると、それを壁伝いに持ち上げる根暗。
「うぅッ……ぐッ…ゲホッ!」
完全に足が地面から離れ、苦しそうに悶えるミッちぃ。
バタバタと抵抗の素振りをみせるが、根暗は全く気にも止めない様子でミッちぃの苦しむ様を見ながら薄汚い笑みをその顔に浮かべていた。
「クク…アハハハハハ!!いいッッ…いいですよその顔ッ!声ッッ!!ゾクゾクしますねぇ…!」
「うぅぅぅ…あッ……ぐ…!」
「もっと…もっとですよ!もっと苦しんで、苦痛の表情をッ…!」
あんのゲス野郎ぉッ…!
許さん!もう地面に頭めり込ませて土下座してきても絶対に許さんッ!
全力で顔面ぶん殴っ
「さぁて…では、まず何処からいきましょうか…」
…何?
おいまさか野郎…
その台詞を聞いた瞬間、オレはまさかと思い重たい頭を無理矢理上げた。
そしてオレの予感は的中。
野郎、ミッちぃの体をパーツごとに捩じっていくつもりだッ…!
「では、まず右腕から…」
「おいッ…てめぇ!やめ」
そう叫んだ瞬間だった。
ブチッ…ブチィッ!
ゴキンッ…
「ぃやあ゛あああああああああああッッッ」
聞きなれぬ耳障りな音と共に、腕があらぬ方向へと曲がっているミッちぃのが目に飛び込んできた…
その叫び声、一体どれほどの激痛なのか…
ボロボロと涙を流し、叫ぶミッちぃ。
しかし、根暗は口元に更なる笑みを浮かべるだけで、一向にその行為を止める気配など見せない。
「ハハ…アハハハ!何と素晴らしいッッ…!」
いたいけな少女を何の躊躇もなく痛めつけ、高らかに笑う根暗。
そんな奴の姿を見た時、オレの中で何かが切れた。
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