ロリコン?違う、小さい子が好きなだけだ!

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「と、まあそんな流れでこの子を預かって欲しいのですが」 「分かりました。ではこの子の両親を探しつつ、この子はしばらくこちらの方で保護させてもらいますね」 「お願いします」 まあそんな感じで無事に迷子を交番に届ける事ができた。 ふう…とりあえず一見落着かなあ。 「しかし…どこでこの子を?」 解決した気満々で交番を去ろうとしていた矢先ですた。 突然おまわりさんに声を掛けられ、またもや交番にブーメランwwwwwwwwwwwww やあ幼女wwwwwwwwおじさん帰ってきたぜwwwwwww 「どこって…そこの公園ですが。それが何か?」 「いや…随分と酷い格好をしているなと思いまして…」 眉間にシワを寄せ、幼女を舐める様に見つめるお巡りさん。 おまわりさんこいつです。 いや、こいつもおまわりさんです。 もう日本はダメかもしれないなあ… いやしかし、確かに言われてみるとそうだ。 衣服や髪などはとてもじゃないが清潔とは言えないような状態で、よく目を凝らせば、細かな切り傷のような後や青く滲んだアザが明らかに痛々しく浮かび上がっていた。 こいつぁ…まさか… 「虐待…ですか」 「ええ…その可能性もあるかと…」 虐待… その言葉が頭を過ぎった瞬間、オレの中で何とも言えない感情が沸々と沸き起こるのを感じた。 思わず握る拳に力が入り、爪が掌に食い込んでいく。 「お巡りさん…どうかその子の事を…よろしくお願いします」 「…分かりました」 何とかしてあげたい…が、自分じゃどうにも出来ない… 悔しさと情けなさに唇を噛み締め、オレは再び交番に背を向けた… その時だ。 「おにいちゃん…いっちゃうの?」 これ以上なく小さく悲しげな少女の声が、背中に深く突き刺さった…
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