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少女は床にへたり込むオレをギロリとひと睨みすると、くるりと方向転換して部屋の奥へと歩き出した。
「何座ってんの!?早く立ちなさい!」
「あ、はい」
そんなに怒らなくてもいいじゃんwwwそんなに怒らなくてもいいじゃんwww
大事な事なので2回言いました(キリッ
そして、スタスタと部屋の奥に進んでいく彼女のあとを追うオレ。
1歩足を進めるたびに、サラリと靡く少女の髪。
思わず釘付けになってしまう。
…あれ?そういえば、この子がオレに短剣を投げつけてきた時…予知されなかったよな?
何でだ?
オレの予知は、オレがケガをするか死ぬ時しか発動しない…
もしかすると、口では殺すとか言ってたけど、実は殺意なんて無かったのか…?
と、いうことはッ…!
この子めちゃくちゃツンデレじゃねーかwww
殺すわよ!(ギロッ とか言ってたくせにwww実はケガすらさせるつもりも無かったなんてwww
萌えたwwwツンデレちゅっちゅwww
「着いたわ。私の横に並んで姿勢を正しておきなさい」
「御意!」
言われた通りに少女の隣に並び、手を後ろで組んで背筋を伸ばすオレ。
そして、目の前には大統領とかが座っていそうな立派なデスクが。
「ボス」
「む。ご苦労」
少女がそう告げると、目の前のイスから声が返ってきたではないか。
どうやらこのイスの裏に「ボス」とやらがいるらしい…
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