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「あっはっは!いやぁ、ゴメンゴメン!久しぶりに能力使うと加減が分からなくてね」
「笑い事じゃねーよwwwオレ死ぬところだったよwww」
マジふざけんなしwww
本当なら弁護士呼んで治療費ふんだくる所だけど、今は携帯繋がんねーし勘弁してやらぁwww
「でも、これで信じてくれただろう?」
「ま、まぁ…」
確かに、今のような現象を目の当たりにして信じない訳にはいかないな。
しかし、電撃使いなんてデタラメな人間がリアルの世界に存在するとは…
二次元の世界なら結構いたりするけどなwww
奪還屋の銀次君とか常盤台のLEVEL5とかキルアとかwww
「さて、能力者の存在も信じてくれた事だし、さらに話を進めるとしようか」
再びデスクに戻り、頬杖をつく少年。
「さっきも言ったと思うけど、ここは能力者だけで構成された組織だ。じゃあその目的は?ここは一体何をするための組織なのか?今度はそれを話していこうかな…」
「まぁ…そうだな、単純にいうと、対能力者専用の警察と言った所か…」
「能力者専用の警察?」
デスクの隅に置いてあるお菓子入れから、飴玉を1つ取り出し口に放り込む少年。
それを口の中でコロコロと転がしながら深くイスに腰掛ける。
「そのままの意味さ。一般人の犯罪者は一般の警察が取り締まるけど、もし犯罪者が能力者の場合はどうなると思う?」
「どうなるも何も、普通にタイーホだろjkwww」
そんなの当たり前の事じゃんwww
悪い事した奴を捕まえるwwwこれ常識www
「あはは、まぁそうだよね。でももし、その能力者の能力が「瞬間移動」だったらどうだろうね?生身の、なんの能力も持たない人間に捕まえられると思うかい?」
「そりゃムリだwww」
サバンナで野生のチーターを素手で捕まえてみろって言ってるようなもんじゃんwww
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