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「じゃあ、覚悟してね?」
完全に追い詰められたオレに、目の前のクソガキはニッコリと微笑みかけてくる。
くそったれwwwバカにしやがってwwww
それで嫌味のつもりかwwwションベンくせぇガキが調子にのってんじゃねーよwww
「へへッ…残念だが、お前如きじゃオレは殺せねーよ…」
「…それは何故?何故そう思うんだい?」
壁に背を貼り付けながら、オレはニッと歯を見せながらそう言い放ってやった。
そんなオレに対し、クソガキは薄い笑みを浮かべながら尋ね返してくる。
「お前がどんな攻撃を仕掛けてこようが、それをオレの予知能力で先読みしてやれば全部避けれるんだよバーカwww」
「へぇ…じょあ試してみようかな…」
「ッ!」
その瞬間、オレの脳裏に予知映像が映し出される。
目の前のクソガキが地面を強く蹴り、一瞬にしてオレとの間合いを詰めると、電撃を纏った右手でオレの首を掴んでくる映像が…
オレは咄嗟に身体を右に逸らし、手が伸びてくるであろう位置から首の位置をずらした。
すると、予知通りにクソガキの右手は予知された位置に伸ばされ、その右手が空を切った。
そしてクソガキの体勢を崩れた瞬間を突き、すかさずオレは部屋の奥へとダッシュする。
「…へぇ、本当に避けちゃうんだ…すごいな…」
「そりゃどーもwww」
うはwww予想以上に速かったwww
ギリwwwマジでギリギリwww
やべぇよあのクソガキwwwどんな足してんだよwww
人間の動きじゃねーよwwwもう少しスピード上げられたら避けきれねぇwwww
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