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「さて、まだやるつもりですかね坊っちゃん?お前がまた襲ってくればオレはそれを予知して逃げるし、結局はイタチごっこにしかならないんだぜwww」
余裕ぶっこいで笑ってますけど、実際はかなり際どいのでござんすよwww
まぁこれは一種のハッタリと呼ばれる行為でありましてぇwww
出来ればこのまま引き下がってもらえたら、こちらとしては嬉しいんだけどみたいなぁ~www
つーか引き下がれwww
いや、引き下がってくださいお願いします。
「くく…あははは!」
心の中で必死にそう願い続けるオレをよそに、目の前のクソガキは臨戦体勢を解き、突如笑い始めた。
「…何がおかしいの?ねぇ?それともおかしいのは君の頭?」
まさかハッタリだというのがバレたのかと不安になるも、オレは平常心を装い続ける。
しかし、クソガキは笑うのを止めようとしない。
子供独特の高い笑い声が、さらにオレのイライラを倍増させる。
「あのぉwwwいい加減うるさいんですけどぉwwwご近所に迷惑だからやめなさいwwwお母さんに言いつけられてーのかwww」
「あっはっは…いやいや済まない…久々に嬉しい出来事があったもんだからつい…」
息も絶え絶えに、クソガキはそう言った。
…嬉しい出来って何ぞ?
オレが捕まったら死んじゃう鬼ごっこに付き合ってやったのがそんなに嬉しかったのか?
1人ぼっちの寂しい学校生活でも送っているの?
遊ぶ友達がいないの?そうなの?
「…大丈夫、愛と勇気だけが友達の可哀相なアンパンヒーロもいるから。君だけが可哀相な子だと思わないで」
「いや、どんな想像をしたのか知らないけど、僕を勝手に可哀相な人間にカテゴライズしないでくれる?」
何だよ違うのかよ。
「僕が嬉しかったのはね、君のような逸材に出会えた事だよ。今までのやり取りでハッキリした…」
「一本木 勇平太君。君の能力は間違いなく戦闘用だ。それも鍛えればかなりの武器になる程のね」
うはwwwマジでwww最強じゃんwww
オ レ 始 ま っ た な 。
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