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「率直に言えば、学校に通う事は出来ると思う。ただし学校に通うのはここからだ、家には帰れないよ」
「なるほドンペリーニョwww」
え?
ということはちょっと待って?
オレのPCに隠してある丸秘☆画像ちゃん達はどうなるの?
もう二度とあの子達に会えないの?
画像だけじゃない。
ネトゲは?動画は?2chは?
オレの生きがいを全て取り上げるというのですか?
いや、それ以前にッ
「ちょっと待ってくらはいwwwじゃあボクちんはこれから何処に住めば良いのでございまするかwwwこの齢にして放浪者ですかwww放浪息子ですかwww」
ホームレス中学生ならぬホームレス高校生でございます。
いや、マジでワロエナイ。
「あぁ、それなら心配いらない」
「ほう!それでは既に新しい居住場所を見つけてくれていると?」
顎下に両手を沿え、ニッコリと微笑みかけてくる少年。
そんな笑みを見せられて、期待に心を踊らさない者などこの世に存在しましょうか?
えぇ、少なくともオレは踊り狂いました。
マイケルもビックリな足裁きでタップを踏み、力の限りポォゥッッッッ!!!と叫びました。
「今日から君の家はこの基地だよ」
「えっ」
「えっ?」
こんな日の光も届かないような地下で暮らせと仰るのですか?
ムリです。
オレはモグラじゃありません。
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