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「Sivaについて今分かっていることは…」
「はーいストップーwww話の腰を折って悪いんだけど、1つだけ言わせてくだパイwww」
完全に自分のペースで話を進めやがってwww
オレ置いてけぼりやんwww放置プレイやんwwwホンマにビックリやでぇwww
「話長すぎwww短くwwwウェルシュ・コーギーの尻尾ばりに短く、手短にお願いしますwww」
「あぁそう。で、Sivaの特徴は巨大さと過激さでね、他の「アンチ」より頭1つ2つ飛び抜けた人数と攻撃性を持っている」
サラッと流されたwwwさらっさらのサラサラティーですかwww
コットン100ですかwww
泣いていいですか…?
「恐らく、数多く存在する「アンチ」の中で1番危険なグループだと思われる。現に我々「スキルガーディアン」の中からも奴らの手による被害者が出ているくらいだからね」
見事なまでにスルーする小僧に、情けなくも心を折られてしまったオレは、その真面目に話しを聞くことしか出来ませんでした。
この切なさはクラナドの最終話を見終わった後のそれを遥かに凌駕しています。
あぁ…今なら何の迷いも無く死ねる気がする…
「それほどまでにSivaは危険な存在なんだ。決して野放しにしておく訳にはいかない…だけど、現状の我々では奴らを止めることは難しい…」
「…そうですか、それは大変ですね」
深刻そうに話す少年だが、もはやそんな話など右から左へと筒抜けである。
「奴らの戦力の方が上なんだよ…きっと真っ向で勝負を挑んだら、十中八九負けるよ。だから今は少しでも多くの戦力が必要なんだ…だから頼む!君の力を貸してくれ!」
悔しそうに表情を歪め、少年は深々とオレに頭を下げた。
プライドも何もかもを捨てる少年の姿に、オレは…オレはッ…!
うはwwwオレ必要とされ過ぎワロタwww
とか思っちゃうのでした。
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