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こうして、オレは彼らに連れられ部屋を後にした。
相変わらず薄暗くて気味の悪い廊下である。
「さ~て…何から教えていくかなぁ…」
面倒くさそうに先頭を歩く下っ端A。
「ほ、崩斗くん…まずは“部隊の掟”から教えてあげればいいんじゃないかな…多分……ごめん…」
「な~んで謝るんだよぉ。いつも思うんだけど、ミッちぃは控えめ過ぎるんだよな。もっと自分に自信を持てよ」
「そ、そう…だね……ご、ごめんなさい…」
「あっ、また謝った!」
「うぅ…」
どうでもいいけど早くしてくんないwwww
人の目の前でイチャついてんじゃねーぞクソ野郎共がwww殺されてーのかwwww
「まぁいいや。取り敢えずミッちぃの意見に従おう」
「あ、ありがとう…」
どうやら“掟”なるものを教え込まれるらしいwww
どうでもいいwww心底どうでもいいwwww全く興味なしwwwww
「まぁ“掟”っつっても大した事じゃねーんだけどよ、一番重要なのは「組織の情報を外部に漏らすべからず」ってのな。これさえ守っとけば問題ねぇ」
適当すぎwwwww
「そうだな、他には「任務以外での能力の多用を禁ずる」とかも重要かな…この辺の掟は破ったら結構な処罰をくだされるから注意な」
「キモに命じておきますwwwwそんだけですか?www」
「重要なのはこんなもんだ。本当は50くらい“掟”が定められてるんだが、正直オレも全部は覚えてねぇ。ワハハハ!」
ワハハハってwwww
本当に適当wwwwこんなんでいいのか秘密結社wwwこんなに軽くていいのか秘密結社wwww
「だ、ダメだよぅ崩斗くん…ちゃんと教えないと…」
そんな適当すぎる少年を、少女がオドオドとした様子で注意する。
もっと言ってやれwwww
「え~別にいいじゃん面倒だし。ミッちぃだって全部は覚えてないだろ?」
「私はちゃんと覚えてるよぉ…覚えてないのは崩斗くんとシェドくんくらいだよぅ…」
「…マジ?」
その覚えて無い人グループにオレも追加しといてwww多分全然覚えられないと思うからwwww
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