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「あのwwww1つ言わせてもらっていいでしょうかwww」
「場所は日本。1週間ほど前から立て続けに女性の惨殺死体が発見されているわ」
もうボクちんの意見は無視ですかwwwwwそうですよねwwwだってクソ虫ですもんねwwwwww
泣きたい…
「…ただの殺人鬼による犯行じゃねーのか?」
「その線は薄いわね…これを見て」
疑問をぶつける崩斗に、セラフィムさんは1枚の写真を投げ渡す。
そして、その写真に目を落とした瞬間、崩斗は目を大きく見開いて「ウッ」と唸りながら口を手で押さえた。
「どうしかしたか?崩斗」
「お前も見てみろ…」
顔を青白い色に染め、片方の手で口を押さえたままその写真をオレに差し出してくる。
何だよ、こんな写真程度で…
そう思っていた数秒前を、オレは激しく後悔する事になる…
「…ウッ!?」
それは酷い物だった…
髪の色や長さなど、大体の雰囲気でまだ若い女性だという事は分かった。
しかし、本当にそれしか分からないのだ。
もう人としての原型を止めていない…
どうすればこんな酷い事になるのだろうか…身体が完全にねじれている…!
「ふ、2人とも…どうしたの?」
「ダメだ…ミッちぃは見るな…」
心配そうに近寄るミッちぃを、左手で止める崩斗。
「分かったでしょ。それは普通の人間には出来ない犯行よ」
「あぁ…間違いなく能力者だな」
「ひでぇ…」
普通の人間には絶対に出来ない殺し方だ。
これが能力者の犯罪者か…
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