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「おい崩斗wwwww女風呂覗きにいこうずwwww」
「さっきも聞いた!いかねーって言ってんだろ!」
チィッ…つまらん奴だ。
なら仕方ない。
「じゃあオレ1人で覗いてくるwwww」
「…勝手にしやがれ」
呆れたようにそっぽを向き、再び湯船に浸かる崩斗。
そんな崩斗をスルーし、オレは一歩一歩力強く女風呂と男風呂を隔てている壁を目指す。
「…バカじゃねーのかアイツ。世界中の犯罪者を捕まえてるオレ達が犯罪を起こしてどーすんだよ…大体、風呂にはミッちぃが…………ハッ!?」
フヒヒwwww女風呂wwww女風呂wwwウヒョオォォォォォォwwwww
「ポンタァァァァ!!ちょっと待てえぇぇぇぇぇぇ!!」
「…あぁん?何だよもう少しで女風呂が」
「やっぱりダメだぁぁぁ!!今、風呂にはミッちぃが居るんだぞ!?」
「…え?」
湯船から物凄い勢いで飛び出した崩斗は、これでもかと言うほど恐ろしい形相でそう叫んだ。
勿論、周囲の目は全て崩斗に集まっている訳ですが…
いや、それよりちょっと待て。
今…何と?
隣の女風呂に…ミッちぃが居る…だと?
そんな…そんなッ…!
「マジかぁぁぁぁ!!!?ますます興奮してきたぁぁぁぁぁぁ!!!うわああああああああああミッちぃいいいいいいいいい!!!!」
「おいいいいい!!!!待てえええええ!!!行かせんッッッ!!行かせんぞおおおおおおおお!!!ミッちぃはオレが守るうううううう!!!」
その後、オレ達は騒ぎを聞きつけてやってきた旅館の方々に見事取り押さえられました。
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