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「ハァ…ハァ……ようやく…最後の階段か…!」
手すりが綺麗に残ってたのが幸いだった。
あとZARDの負けないでが脳内再生されたのが更に助かった。
おかげで心折れる事なくココまで来る事ができました。
「よしッ…あと一息だッ!」
再び気合を入れなおし、手すりにしがみ付く。
そして、輝かしい第一歩を踏み出し
ドォオオオオオオオオンンンンン!!!!
外でバカデカイ爆発が起こり、建物を大きく揺らしやがった。
もちろん、手すりを使わないと体を支えられない程弱りきっていたオレは
「うわぁああああああああああああああああああくぁwせdrftgyふじこlp;@」
ハリウッドのスタントマンも鳥肌ものの階段落ちアクションを披露することが出来た。
でも超痛い。泣いた。
あり得ないぞッ…!何だ今の爆発は!?
アイツらか!?崩斗とミッちぃなのか!?
一体どんな暴れ方したらこの高層ビルが揺れるほどの爆発を起こせるんですかぁぁぁぁ!!
「訳がわからないよ。こんなの絶対おかしいよ…」
ドッゴォォォォォォォォ!!!
一人まどかごっこやってたら再び大きな爆発が起こった。
また建物が大きく揺れる…
「アイツらマジで何やってんだ…?サードインパクトでも起こすつもりかよ…」
壁を支えに立ち上がり、右足に走る激痛に耐えながらオレはヨロヨロと出口へと向かった。
そして壊れて開きっぱなしになっている自動ドアをくぐりますと、まぁなんと言いますかね…
…非常に信じがたい光景が目の前に広がっておりまして…
「…何だこの地獄絵図は?」
あたり一面瓦礫の山。
周りにあった建物ほぼ全部崩壊してた。
…ゴジラでも通過したの?
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