捩じる者

26/37
前へ
/172ページ
次へ
死んじゃうwwwwwwこれ死んじゃうよwwwww ダメwwwwwwシャレになってないからねwwwwいとも簡単に殺されちゃうからねwwwwww よし…相手を刺激するのは止めよう… そして無闇やたらに逃げ回るのも却って危険。 攻撃はあの2人が頑張ってくれるみたいだし、オレは奴の注意を引く事だけに全力を注ぐとしよう。 逃げは極力控えて、なるべく相手の攻撃を予知しながらそれを去なすのがベストッッッ! 「…おし、やったらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 「おや、こんな所に居たんですか?」 「あ、こりゃどうも…って、ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!」 やっぱり怖いので逃げましたwwwwwwwww えぇwwwwそりゃもうチーターも真っ青な全力疾走でしたねwwwwww 多分今なら男子100m走の世界記録とか軽く塗りかえれちゃいますwwwwww 「ハァ…こう逃げ回られてはラチが空きませんねぇ…」 全力で逃走を計るオレの背後で、根暗は呆れたようにそう呟いた。 諦めたのか…? そんな事を思いながら、オレは背後を確認した。 すると根暗は小さなため息を吐き、右手を廃ビルの壁に押し当てたのだ。 その瞬間だ。 ビキッ…! 「なッ…」 壁に大きな亀裂が入ったかと思うと、その亀裂が壁を伝い一直線にオレの方へと広がってくるではないか。 バキバキと音を立てながら近づいてくるそれは、全力で走るオレを悠々と追い越して数m先で止まった。 ビキッ…! バキキッ…! そして ドゴォォォォォォォ!!! ガラガラガラ…! 「…ッ!」 正面の廃ビルの壁は大きな悲鳴と共に崩壊し、崩れてくる瓦礫の山で通路を塞いでしまった。
/172ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2438人が本棚に入れています
本棚に追加