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「おっはよー!」
サラが扉をバンっと開けズカズカ入ってくる
「なんだ、まだ寝てるのか。」
サラの言うとおりまだ寝てる状態である。
「こらー、起きないと弾幕撃つぞ。」
「・・・」
「返事くらいしろ。」
爆睡してる人間に返事しろは無謀だと思う。
「起きろよー。」
サラが定村の体を揺らす。先に書いておくが作者的にコイツは、
もとい定村は低血圧だ。修学旅行時とか・・・
「ひっ・・・!」
何人がその俺に触れるなと言わんばかりの目つきと無言の圧力にビビった事か・・・そしてコイツはまず決まった時間に起床する事は無い。
「ビックリしたなー、いきなり睨む事ないだろ!」
それにあまり動じてないのもスゴイ。
「・・・サラ、やっぱり昨日の夢じゃないのか。」
と聞くがまだサラを酷く睨む。
「え?寝ぼけてんの?
えーっと・・・昨日夕飯食べて遊ぼうとしたら定村寝てたじゃん。」
夢では無さそうだ・・・
すごく残念だな・・・
「そうか・・・じゃあ朝食食べたら私はもう出る。」
「え!?」
えってなぁ・・・
「朝食食べたら!
もっと話聞いたりしたいんだけ「無理言っては行けないわ。」
いきなり夢子さんが現れてサラの言葉を切る。
本当に気配を感じられないな・・・
「昨日着てたお召し物洗濯したのでお持ちしました。」
洗濯って・・・
もう乾いたのか?
「ありがとうございます。
・・・サラ、私は一刻も早く元の世界へ帰りたいんだ。
わかって「あなたはそんな無防備で幻想郷に向かわれるのですか?」
サラだけじゃなく私の言葉も切るか・・・
「・・・どう言う意味です?」
まぁ、言いたいことは解るが・・・
「あなたは弾幕はそのメス一本だとサラから聞きました。
さらに空を飛ぶ事もできない。
良い妖怪の餌だと思いますわ。
それ以前に扉まで歩いてたら途中で1日過ぎますよ。」
だよなぁ、わかってるさ。
4面から5面に移るのにあれだけ時間かかったし・・・
2面の道中が一番長いし・・・
「それじゃあどうすれば・・・」
何か考えがあるからそう言っているのだろうし・・・
まったく・・・普段ならまだ寝ぼけてるが、
目が覚めちまったぞ。
「それは朝食の後、
出る支度ができてから言いますので、
まず着替えを済ましてください。
あと・・・昨日ユキとマイがあなたの荷物を持ち出していたみたいですが、
多めに見てあげてくださいね。」
・・・!
やられた、油断しないようにしようとか言っといてすきだらけじゃないか・・・
「荷物も確認しときます・・・」
自分のだらけさに嫌気がさす・・・
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