幻想の三、弾幕好きは幻想入りしても変わらないっ!!!

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扉を出る、そこはやっと幻想・・・ 「・・・どこココ?」 洞穴?洞窟の中か?魔界も充分に暗い場所だがここも随分暗い。 更に言うと道が結構狭い。 もしや・・・不思議なダンジョン? 「幻想郷だよ。」 ですよねー。 不思議なダンジョンは無いよな・・・ 「幻想郷のどの辺?」 「さぁ?どの辺だろうね。私魔界から出る事なんて無かったし。」 予想はできてたさ。 「でもなんかワクワクするわね。」 目キラキラしてるよ。 せめて洞窟を出てからにしようよ・・・ 「洞窟の出口はどっちかわかるか?」 「わかるわけないじゃん。 ・・・あ、でもバケバケが知ってかも。 ちょっとまって。」 サラが1人また扉に戻り、バケバケを一匹連れてきた。 「じゃあ行こ。」 バケバケの後を追い、出口からの日差しが見えた。 暗闇に目が慣れていたため光が目に刺さる。 「出れたね。ありがとうバケバケ、帰って良いよ。」 ひどい扱いだな・・・ そして洞窟をぬけた、そこは崖の上で、全面緑に、紅い館、広い湖、人里や神社も確認できる。 崖の高さは木の一番高い位置、洞窟ぬけたところから見て表現すると、森が芝生みたいに見えなくも無い。 「ここが全てを受け入れる楽園か・・・と言うか、神社近いな。」 近い・・・果てしなく近いけど、普通は近いなんて言える距離じゃないな。 昨日の魔界のアレと比べたらの話だ。 それにいきなり崖ときた、私1人の力じゃとでも博例神社にはたどり着けないな・・・ 「近いよね~。さて、どうやって崖を降りる?夢姉みたいにおんぶする?それとも手をつないで定村はぶら下がってる形でとかさ・・・」 その発送は無かった! 「ぶら下がって降りる!早く降りよう。ぶっちゃけここ怖い」 サラはコクリと頷き、私と手をつなぎ崖を飛び降りる。 飛び降りると言うか、ゆっくり沈んでいくって感じに降りてる。 「・・・あ、定村絶対のぞくなよ!」 降りてる途中から言う事か? 「見ねーよ。」 と言ったら目の前に森にも関わらず黒い何かが猛スピードで横切った。それと同時に少し風圧に襲われる。 「うわ!今のなに!?」 サラは気づかなかったらしいな・・・ 「魔理沙じゃねーのかあれは・・・」 幻想郷で第一目撃したのが白黒か・・・野良マスパが飛んでこない事を祈ろう・・・
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