5人が本棚に入れています
本棚に追加
「ところでサラ。この森を後どれくらいで抜けられると思う?」
今一番知りたい事を聞いてみる・・・
「・・・定村が気づかない限り絶対抜けられないかもしれないな~。」
「は?お前はいったい何を言ってるんだ?」
と変な人を見る目をしながら言う。
「あーっ!ひどい!
別にそんな顔しなくても良いじゃん!!!・・・ヒントとしてここは幻想郷だよ。外の常識も魔界の常識も通用しないって夢姉が言ってた。」
夢子さん・・・あなたには幻想郷に来てまで助けられますね・・・貸し塗れじゃないか。
「つまり、幻想郷の何かのせいで迷ってると?」
「そう、幻想郷の自然に惑わされてるの。」
1ボスと甘く見てたがやっぱりサラも魔界人なんだな・・・
「サラ、お前はそれにいったい何時頃から気が手いてたんだ?」
と言うと、えっ・・・って感じの顔をして目を逸らされて・・・
「定村がキレた辺りかな・・・」
「今さっきじゃないか・・・」
一瞬でもスゴイと思った私が馬鹿みたいじゃないか・・・
つまり何か。
幻想郷の自然って事はここは魔法の森で茸にでも私たちはやられたと?
さっき魔理沙もいたしな・・・・・・いや、茸にサラもやられてるくらいならただの人間の私はとっくに死んでるか今頃ラリってるだろうな。
自然ねぇ・・・自然・・・
「あなたは食べても良い人類?」
その声と共に集中は途切れ上を見上げ、
・・・あぁ、幻想入りの定番キャラのお出ましか。まったく、考え事してるっていうのに・・・
空気読め。
「定村下がって。」
と言いサラが立ち上がり私の前に出る。
「私は魔界人のサラ、あなたは?」
俺は知ってるんだけどな・・・
「私?私はルーミアだよ。」
わかりやすい程のルーミアだな。
「んで、誰が食べても良い人類だって?」
私に指をさし、
「それ。」
それねぇ・・・ここはやはりお約束通り逃げた方が、と言うかなるべく逃げたい。ユキならともかくサラだ。
1ボスだぞ?ルーミアも1ボスだけど不安で仕方ない。
「そう・・・なら容赦はしないよ!」
サラさんやる気満々ですね・・・
「そーなのかー。」
ルーミアだなぁ・・・
「余裕じゃない。
後悔しないことね!!!」
最初のコメントを投稿しよう!