幻想の一、プロローグ

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「あ~、どしよかな・・・ よし、コイントス」 私はとりあえずこういうどうでも良いことはコイントスで決めるが・・・ 「よし、表なら買いに戻る。 裏ならよかろう、ならば戦争だ!」 このコインは両面表だから絶対に買いに戻る事は決まっている。 何故こんなことするかと言うと私はこういう事にも深く考えてしまうタイプだからである。 この思考は解る人は解るだろうが解らない人は一生解らないだろう。 「はい表、ついでにピーナッツやらも買いにいこ~」 書いてて思うが夜はやはり独り言が多い・・・ どこかのスーパーマーケット、 ここは8時~23時までやっていてすごく便利。 そこで購入したのは、 日本酒ボトル一本、柿の種、カップめん15個、青いウィダーゼリー棚にあるの全て、ゲーム雑誌、ドクターペッパー二本を購入、一万円でな! お釣りパネエ・・・ ドクターペッパーを置いてあるこの店は本当に珍しいと思う。 重い大量の幸せを持ち家に戻る・・・ その途中にちっちゃな藍様の後ろ姿とその他複数を目撃・・・ 「アイツしかいないな・・・」 さっき言った妖月の事。 146㎝だったか? ちっちゃすぎるんだよw それでも男かw そして妖月は私の家に向かっている様子だから声をかける・・・ ハズだった・・・ 声が出ない・・・出せない・・・ あれ・・・どうした・・・もしかして脳出血でも起こしたのか・・・ 確か脳出血起こした時間差で体が麻痺するらしいし・・・ いつ?どこで? ヤバイ、声が出せないくらいに麻痺してるとなるとそうとうヤバイ・・・ その時私の頭の中で 『これは蟲の仕業だ』 ・・・と、妖月に進められてハマったアニメの蟲師の主人公銀子の声がよぎった・・・ ・・・これは死ぬんじゃね? とか思ったら辺りが真っ暗になり、 体に激痛が走る。 「っぅぃ!」 喋れたが言葉にはなってない・・・ 辺りが黒から突然紫色に変わった。 「・・・」 言葉が出ない・・・ 出せないではなく唖然として言葉が出ない・・・ 全体紫色の空間に目がついているような場所に私は浮いている。 いや、浮いてはいない・・・見えない足場、透明度のかなり高いガラスの上にいるような感じ・・・
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