幻想の四、幻想入りと言えば紅魔館に行くべきだよな!

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あの後私は賽銭箱に三千円を収めて博例神社に泊まる事にしたのだが。 サラはババアが帰った後からずっと霊夢に喧嘩売ってる。 と言うか名前を思い出してもらおうとしてるんだろうなアレは・・・自分だけ名前覚えてて向こうは覚えて無いって良くあるし、どれだけ腹の立つことかも良くわかる。 そして今私はなんとなく階段と賽銭箱のちょうど間辺りの石畳に立って幻想郷の景色を眺めている。 「ハア・・・」 見ていて嫌なわけは無いが深いため息が出た・・・ 「定村!」 私が声のした庭の方に振り向く、 はい、サラさんから指名はいりましたー。 サラが私の後ろに廻り背中を押すようにする。 「・・・なんだよ。」 「へ~、定村さんはそっち側つくんだ。」 霊夢もサラの後に現れた。 なんか嫌な寒気がして、俺の脳内BGMに二色蓮花蝶が流れる・・・ 「は?何の「定村と私は最高のパートナーなんだから! 幻想郷きていきなり2人で妖怪退治したんだぞ! あんたみたいなへなちょこ巫女なんかに負けないわ!」 おいおい、なに霊夢に油注いでんだコイツ。 「二人掛かりで挑まないと勝てないのにへなちょこ呼ばわりはどうなのよ?」 ごもっともな意見だな 「五月蝿い、私達は2人で一人前なのよ!」 「幻月ぅ!?」 「何分け解らない事言ってんですか定村さん。」 「今のは呪文だよ! 外の世界の武器を取り出す暗号みたいな!」 ただ今の2人で一人前ってセリフは東方幻想郷で幻月が言うセリフだ。 それと厨二病くさ・・・ 霊夢がさて、と仕切り直したような感じを一度して 「スペルカードルール、始めましょうか。 2人掛かりで掛かってきなさい!」 ・・・今のFF? 「おうっ!」 え・・・私も入って・・・ 「スペルカード!」 霊夢がスペカを取り出した・・・仕方ないっ、 「境界『二重弾幕結界』っ!」 魅力されるほどの美しい弾幕が展開される。 「定村頼んだよ!」 サラが私の腹廻りを抱き付くように引っ付く 「引っ付くなっ!」 っ!弾幕が目の前に・・・これはかわせな・・・しかもサラの野郎・・・私を身代わりにして、自分は少し距離おきやがった。 『バチィッ!』 「・・・消えた?」 弾幕をとっさに手で防いだらそれが消えた。 「あ、やば!」 次の弾幕が接近してくる・・・しかし、二重弾幕結界の簡単な除け方は把握してる。 サラの腕を掴み側によせて左手で腕を掴み、右手で肩を掴んだ状態にし二重弾幕結界の二重目と一重目の間を霊夢を中心にして弾幕の速度に合わせて左廻りで歩く。
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