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マスタースパークを飛ばした方へ飛んでいき、射命丸を探す。
それにしても・・・
「森しかないな。」
見るからにずーっと森に飛んで少しのところに湖と紅魔館が見える、紅魔館には行く気しないな。
「一旦下降りて探して見ようよ。」
サラに言われるままに下に降り
「うわっ!」
いきなり力が抜けた。
「定村!!!」
頭を地面に向けた形で落下し
『バキバキ』
木に当たりスピードが落ちたところでサラに助けられた。
「・・・ふぅ、何いきなり戻ってるの定村。
戻るなら戻るで言ってよ。」
状態的にサラに右腕を掴まれ、腰に手を当てられてる。
「その前に一旦下ろしてくれ、腹筋キツイ」
そのまま葉を押しのけ地面に着地。
辺りは・・・森としか言いようがない、ただ必要以上に薄暗くジメジメとしている。
上を見上げると日は出たばかりと言う感じの空。
森に関しては昨日迷った場所とどの辺が違うのかわかる奴に是非聞きいてみたい。
「それで、何で戻っちゃったの?」
「日が昇ったからじゃないかな・・・私もよくわからない。
ただ妖怪になるときはなんとなく違和感を感じたが戻るときは一瞬だったな。」
「ふ~ん・・・そんな事より黒羽探そうよ。」
「・・・そうだな。」
射命丸を探して森の道らしき道を歩きつつ飛ぶ練習をしているわけだが、一向に見つからないし少しの間しか安定して飛べない。
そして今更だが、射命丸はもう逃げたのかもしれない。
さらに言うと確実にこれは迷ってる。
どちらが博麗神社でどっちが紅魔館かわからない。
「・・・あ。」
「・・・お、見覚えある奴がいる。」
またナイスタイミングだ、前方の道無き道な木の影から魔理沙が現れた。
「よ! 久しぶりだな。」
・・・・・・
「定村、アレの知り合い?」
「少なくともお前の事言ってんだとだと思うぞ。」
「あぁ、人間の成長はお前ら妖怪「私は人間だ。」
少し間が飽き、魔理沙がサラに指をさし。
「私はお前と違って普通の魔法使いだから早く成長するんだよ。」
「それで誰なの?」
「霧雨魔理沙だぜ。」
「魔理沙ってあの紫色の?」
「・・・その話は止めてほしいぜ。」
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