幻想の五、スペカの使い方。

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やはり魔理沙はウフフとか持ってこられるのは嫌らしいな。 「ところで、魔界人と人間のペアがこんな・・・」 途中で言葉を切り少し考えた感じの素振りを見せる。 「サラ達はアリスな会いに来たんだな。」 「違うわよ、黒い羽の奴を探しに降りたのよ。」 「・・・空か?」 「射命丸だ。」 なんで人工太陽が先に出てくるんだ・・・ 「あぁ、文屋か。 そういやアイツさっきいい具合に煙出して転がってたな。」 あれ・・・マジでやっちゃったのか? 「それで話し聞いたら緑の羽2つと白い羽2つの冷静そうな妖怪に一撃でやられたってさ。 それで私がその妖怪見つけて天狗を一撃で倒した技を覚えるんだぜ!」 普通に無事らしいな。 なら平気か・・・ 「やれるものならやってみなさい!」 「いきなり何言ってんだぜ?」 「あの天狗だっけ?」 ・・・! 「ちょっ・・・「あれを一撃で倒したのはこの定村のエターナルフォースブリザードなんだから!」 言いやがったコイツ。 「・・・いや、アイツは妖怪と言ってたしそれにソイツは男にしか見えないぜ?」 「定村は夜になると妖怪の女になる程度の能力なんだよ!」 「へー・・・じゃあエターナルなんとかって技は?」 「エターナルフォースブリザードね。周囲の大気温度を氷点下まで下げた冷気で攻撃する魔法!」 なんで射命丸の名を覚えられないのにエターナルフォースブリザードをここまで覚えてんだ・・・ 「つまりあの射命丸の煙は冷気による物だと・・・それで今はただの人間の、人間の魔法使いと?」 これはもう回避できなさそうだな。 「サラ、少し下がってくれないか。」 魔理沙は新作が出る度最初に自機として使ってるからだいたい言いたい事はわかる。 「魔理沙、弾幕ごっこしようぜ?」 脳内BGMにメイガスナイトが流れる。 「私のセリフを先に言われたな。」 「ちょっと定村! まだ上手く飛べないし弾幕撃ったのさっきのが初めてじゃん!」 「大丈夫、加減はするぜ?」 「そう言う問題でも無いじゃん。」 「良いじゃんかサラ。 私がやりたいんだ、好きにやらせてくれ。」 少なくとも昨日の私なら話し合いやらで済ませようとするだろうが、今は戦いたい。
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