幻想の五、スペカの使い方。

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魔理沙に足を引っ張ってもらい、ある程度落ち着いてから立ち上がる 「定村大丈夫?」 何もせず足つった私をケラケラ笑ってたサラから情けの言葉がきたのは腹立たしい・・・ 「あぁ、大丈夫だ。 肉離れしてないし変なつり方してないから無事だ。」 「本当に大丈夫か? なんなら私の家に運んでもいいんだぜ?」 「良いのか?」 「私の言葉に二言はないぜ。」 「聞きたい事もあるし、お言葉に甘えて・・・良いよなサラ。」 「良いよ別に。」 「決まりだな、よし後ろのれ。」 箒に魔理沙がまたがり狙ったかわからないが道化師の表に出ろの形で後ろを指す。 箒が浮いてるのはやはり魔力か・・・ 魔理沙の箒に電車のイスの形のように私が座る。 「オイオイ、そんな乗り方じゃ振り下ろされるぜ?」 どんだけ荒い運転する気なんだ・・・ 「それじゃサラとはぐれるから安全運転で頼めないか。」 魔理沙がちぇっと舌打ちをしてサラのペースに合わせて飛び始める。 飛んでいて家が見え、その家の扉の前でふわっと軽くスピードを落とし足のつく高さで止まる。 魔理沙の家はパッと見洋館、と言うか緋想天そのもの。 ただ違うところは、看板らしき物が家の横でツタで覆われて雨という字しか見えない物を目撃できる。 「ついたぜ。」 飛んでいる間は言うまでも無いが魔理沙からの質問攻めだった。 「なに突っ立ってるんだぜ? 入れ入れ。」 魔理沙が扉を開けて抑えてくれてるので入る。 部屋の中は魔理沙の性格を映し出しているように混沌と言って良いくらい本や何かわからない物でゴチャゴチャしていたが、 魔理沙に整理整頓と言う概念があったらしく丸テーブルだけキレイに片づいていた。 「思ってたよりは片づいてるな。」 「いきなり失礼な事を良く本人の前で言えるぜ。」 「定村、思っても口に出して良い事と駄目な事があるでしょ。」 「サラにだけは言われたくないな。 魔理沙は研究熱心ってイメージがあったからテーブルも資料塗れだと思ってたんだが・・・ まぁ、辺りを見て研究熱心は当たったらしいな。」 「研究熱心なんかじゃないぜ! 私は借りた物をしまいきれずにいるだけだぜ!?」
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