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~終わりと始まり~
「嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ…死に゙だくない゛死ぬのは嫌だぁ゙ぁ゙ぁ゙」
男は首から吹き出る鮮血を抑えようとしながら何かから逃げるように地を張っていた。
その5メートルほど後ろでは体中真っ赤に染まった中学生ほどの女の子が仰向けに倒れていて腹から下が見当たらなかった。
その横でバリバリと噛み砕く音を出しながら二つの光る目がその男を楽しそうに見つめていた…。
「楽しみだよ東城 蓮(とうじょう れん)…もうすぐだ」
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